From: 戸田 吉和
午前:0時53分 土曜日
Japan 兵庫県 川西市
先生、こんにちは。兵庫県川西市で鍼灸指圧治療院を開業している
戸田 吉和(とだ よしかず)と申します。
このたび、鍼灸師、鍼灸整骨院を経営している先生に、臨床で結果を出すことだけを
追求したテクニック、 筋膜鍼灸セミナーDVDをご紹介させて頂きたいと思います。
まずは、まだ私のことをご存じでない先生もいらっしゃると思いますので、少し紹介させて頂ければと思います。どうぞよろしく御願いします。
では、あらためまして、このたびは「筋膜鍼灸セミナーDVD」にご興味を持って頂き誠に有り難うございます。今回紹介させて頂く筋膜鍼灸は、私自身が臨床で使う鍼灸技術の中で一番臨床にマッチした方法です。
この方法を使うことで、私自身、お陰様で患者さんからも信頼を得ることができまして、開院以来ずっと
リピーター率90%前後をキープさせて頂いています。
後で詳しくお話させて頂きますが、現代の施術院に来る患者さんは、運動器疾患が多く、即効性を重視される
傾向にあります。
その中で鍼灸師も現代の疾患やニーズにあわせて施術をしていくことが、今後、鍼灸師として施術家として
生き残る為に必要になってきました。
今回、紹介させて頂く「筋膜鍼灸」は、そういった現代の患者さんに合わせた方法であり、結果を残せる方法
であると自負しております。
では、これからさらに詳しく筋膜鍼灸についてお話させて頂きますね!!どうぞよろしくお願いします。

筋膜鍼灸のお話をする前に、まずは私の鍼灸学生の時代のお話を少しさせて下さい。
実は私自身、学生時代に古典鍼灸を勉強する機会があってセミナーに参加したことがあるんです。
その時に起こった出来事が私にとっては大変ショッキングな出来事だったのです。
私からみれば達人の域に達している教官の先生のセミナーだったのですが、その教官に私のお腹を腹診
して頂いたんです。
私が腹診を受けた感じとその先生の腹診の結果は物の見事に合致していて納得していたのですが、その直後、
その教官の上の先生が来られて、私のお腹をおもむろに腹診されると、全く真逆の判定だったのです。
私としては元々セミナーをしていた教官も上の先生であり、さらにその上の先生ももちろん私にとっては
かなり達人の先生となるわけですが、双方の意見が真っ二つにわかれたのです。
この時に私が感じたショックというのは、意見が分かれたことによるショックと言うよりも、この腹診のみかた
や技術をマスターする為には大変な時間がかかるという事実をまざまざと見せつけられたというショックだった
のです。
この出来事だけで古典鍼灸がダメだとか、効果がないと思った事は一度もありませんし、将来もそのように
思うことはないでしょう。
しかしながら、気が長くなるほどの勉強と臨床の積み重ねが必要なことがわかったことと、これからすぐに臨床
で施術していかなくてはいけない状況を考えると、目の前が真っ暗になったのです。

学生時代のショックをかかえながら、私はようやく鍼灸師として臨床の場に立つことができたのですが、
やはり私が予想していた事態に陥りました。
臨床現場では、学校で習った鍼灸学や古典鍼灸のみの考え方で施術すると、臨床と学問のギャップが強すぎて
臨床で応用しずらかったり、治療院にくる患者さんの訴えから実際の施術をしていくときに難しかったりする
場面が多くなってきたんです。
例えば、私が実際に臨床の現場に立ったときの施術院は、ほとんどが「腰痛、肩こり」などの運動器疾患であ
り、その腰痛や肩こりに対応した「みかた」や「施術の仕方」が全くわからなかったのです。
この現実を目の当たりにして、私自身が思ったことは、経絡や深い鍼灸の学問をこの時に用いるのではなく、
単純に運動学からの観点で問題となる筋肉などを施術していくテクニックや考え方をまずは使うべきではないか
と思ったのです。
ただ、念のために書きますが、決して古典鍼灸が運動器疾患を治せないと言っているわけではなく、私自身の中
で現時点では古典鍼灸も学びながらも、まずは現代の患者さんに合わせた鍼灸のやり方があるのではないか?
そして、そういった方法を使うことにより、まずは腰痛・肩こりなどでご来院される患者さんから信頼を得るこ
とができれば、 その患者さんを改善させながらさらに慢性的な症状なども改善していけると考えたのです。
そんな中、私は自分で開業するチャンスを得て、様々な臨床経験をさせて頂いた時に確立できたのが、
今回ご紹介する筋膜鍼灸なのです。
私は今現在、まだ開業6年目ですが、この方法を確立できたお陰で臨床鍼灸師として多くの患者さんと接する
機会を得ることで盛業させて頂いております。
これは運動器疾患という施術院によく来る患者さんをターゲットにして、すぐにその場で結果を出して患者さん
の期待に応えてきた結果だと自負しております。
私達、臨床鍼灸師には最初から長い時間勉強する時間がありません。まずは目の前の患者さんを改善させて
あげて信頼を得ながら、同時に勉強をしてレベルを上げていくことが現代の鍼灸師の最も成功する方法だと
思うのです。

さて、今回ご紹介する筋膜鍼灸ですが、結果をなぜ出すことができるのか?ということですが、端的に言えば
患者さんのニーズにすぐに対応できて、なおかつ解剖学と運動学をベースに、筋・筋膜自体に鍼で直接刺激
するからです。
解剖学をベースにしているものですから、筋肉を指標にしてその部分に刺激を確実に加えることができます。
また、その刺激は手技ではまかないきれない深いところまで刺激できるわけです。
今回の筋膜鍼灸では、「レンジ」という考え方が1つのポイントとなります。レンジというのは刺鍼の深さを
表しているのですが、大まかに3つのレンジがあります。
今回の「筋膜鍼灸」という名前がついたのも、最初のレンジ(深さ)が筋膜周辺であり、 非常に重要な部分で
あることから筋膜鍼灸としました。
一番左のイラストが筋膜を貫く周辺のレンジ1です。
次に筋膜を貫いた後のコリにあてるところがレンジ2です。
そして最終的に骨膜にあてるところがレンジ3となります。

筋膜鍼灸はこのレンジの使い分けによって、それぞれの患者さん、または問題部位を改善させていきます。
いままで、ありそうでなかったレンジの使い分けによって、施術家にとっても理解しやすく、そしてすぐに効果
を出すことができるのが筋膜鍼灸です。

筋膜鍼灸は臨床で短期間にマスターできる技術です。その理由は、腰痛ならば腰痛で必ず問題となりやすい
筋・筋膜を筋膜鍼灸のやり方で施術していけば、ほぼ結果を出せてしまえるからです。
もちろん、この場所は何カ所かありますので、臨床では時と場合によっては減らしたり、増やしたりしますが、
腰痛の場合などは、患者さんが施術して欲しいという場所と筋膜鍼灸の施術ポイント、そして運動学的に施術
すると効果があるところはほぼ合致します。
よって、あとは刺鍼の仕方やコリの見つけ方さえ正確に行えば、かなりの確率で症状を改善させることができる
のです。
もう、腹診や脈診などの見立てと分析で困ることはないのです。
筋膜鍼灸は自分で施術するポイントを考えるところが少なく、自動的に施術ポイントを絞れますので、後は刺鍼
のレンジとラインオブドライブなどに意識を集中できて確実に症状を改善させていけるのです。

前述したとおり、鍼を刺鍼する場所は大まかに決まっています。しかし、この大まかに決まっている場所も
少しずれれば効果がでないことは、臨床をされている先生はおわかりになると思います。
そこで今回の筋膜鍼灸のセミナーでは、私自身がどのように刺鍼の部分を細かく探しているのかということ
も公開します。
鍼灸師の先生はツボに拘るあまり、実際の筋肉の線維や走行、そしてコリのある部分を感じようとしません。
筋膜鍼灸ではそのコリ部分をしっかりと把握して、そこに刺鍼をすることがポイントとなるのです。
ですから、その探し方をマスターしないと思うように結果がでないということにもなりますので、今回はその
方法も余すことなくDVDに収録しました。
この方法は鍼灸学校ではあまり教えてくれない方法ですので、是非とも身につけて頂ければと思います。


筋膜鍼灸は簡単だからといって、難治性の腰痛などの難しい症状に効果がないということはありません。
難治性の腰痛も非常に得意な分野です。どこにいっても治らない腰痛や、深部のほうにコリ感があるような方、
そして腰痛のあらゆる難治性の症例まで取り扱うことができます。
なぜならば、筋膜鍼灸は深刺しをすることで骨膜周辺を刺激することができて、深い靱帯組織、関節組織、
軟部組織を刺激することができるからです。
指では届かない部分までしっかりアプローチできるので、実際のコリの部分や私が臨床で名付けた「裏筋膜」
という部分までアプローチできるのです。
裏筋膜については、セミナー中にも詳しくお話していますが、その部分を直接的に刺激できるのは鍼しかありま
せん。そういった意味でも鍼灸師がその部分を刺激できる意義は大きいと思います。
私自身も、もちろん今まで難治性の腰痛を幾度と無くみてきましたが、今回のセミナーではその難治性の腰痛に
ついても写真をみながら説明させて頂きました。
筋膜鍼灸は患者さんのニーズに答えながらも、なおかつどこにいっても改善できないような腰痛まで幅広く適応
できる技術です。そして、先ほどからも話しているように現代の鍼灸整骨院、鍼灸院には最高に適応した方法で
あると言えるでしょう。


今回の筋膜鍼灸セミナーDVD<腰痛編>では、腰痛を改善させるための各筋肉群の施術方法を1つずつ
詳しくデモンストレーションしながら公開しているほか、臨床デモンストレーションとして、どのようにして
臨床で手技との組み合わせと鍼灸を使って施術しているのかも公開しました。
筋膜鍼灸の効果を最大限引き出すためにする手技とはどんなものか?そして、実際の筋膜鍼灸の施術は
どんなものなのか?この臨床デモンストレーションで全てがわかります。
もちろん、セミナー当日も受講した先生を施術して、その場で結果を出すことができましたので、施術が
終わった後の先生の感想を聞いてみてください。(施術部分はカットしています。)
いかがでしょうか?筋膜鍼灸を受けられた先生のご納得の顔をご覧頂けたと思います。
用意されたモデルさんを施術するのではなく、その日に来られた先生を急に施術しても、すぐに結果を出すことができるのが筋膜鍼灸です。
先生もこの即効性があり、すぐに臨床で使えるこの技術を是非、マスターして頂ければと思います。
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